1. 迫力満点!林道ツーリングの魅力

迫力満点!林道ツーリングの魅力

バイクで道なき道をゆくだいご味

オフロードバイクやアドベンチャーバイクを手に入れた人の多くは、道なき道を走るスリルとエキサイティングマックスな体験を味わいたいと思っています。
実際オンロードだけの単調な走りだけではもったいないので、せっかくその種のバイクを手に入れたのなら、せめて林道くらいは走りましょう。

林道と一口に言っても舗装道路を行くだけなのか、ほんとに正真正銘荒れた道を行くのかによっても違ってきます。
舗装道路はそのまま走っていけばどこかにはたどり着きますが、本来は徒歩で進む遊歩道の中には方向を間違えると、とんでもないところへ出てしまう事もありますから要注意です。

それでもオフロードやアドベンチャーなら大半の道は行きますが、さすがにけっこうな斜度の危険ながけっぷちを恐る恐る進むツーリングは、あまりおすすすめできません。
林道ツーリングのだいご味はどこに出るか、わからないというスリルも味わえる事です。

とはいえ無理は禁物なのはウオーキングや登山と一緒なのです。
林道へ入るという事は山へ入るという事にもつながりますから、それなりに装備も重要ですし、山に対する最低限度の予備知識をもたないと怖い思いをします。

林道の中には獣道に通じるものも多いので、クマ情報には特に要注意です。
春先になると里まで下りてくるクマもたまにいます。
地域の人たちに迷惑をかけないというのも、ライダーが守るべきエチケットなので、くれぐれも自分勝手な行動は控えるべしと覚えましょう。

林道ツーリングにこれだけは装備しよう

標高が比較的高めの林道へ入ると、夏でもひんやりしていて気持ち良さは格別です。
道なき道はむろん舗装されていない荒れた道なので、小石が跳ね上がって飛んできたり、転倒の危険が増大したりします。

枝が生い茂っているような河原や獣道を通る時は、枝が体や顔をさすっていくことも多々ありますから、手足を傷から守るための上下ウエアおよびヘルメットは必需品です。
万が一転倒した時でも頭を石や切り株にぶつけて大けがをする危険から守ってくれます。

足首までしっかりガードしてくれるブーツも、傾斜の激しい荒地を走る時に足首を守るのに有効です。
手首を木の葉から守るために、専用グローブもつけて走りましょう。
奥深い林道だと携帯電波が遮断されることもあり、万が一救助を呼べなかった時に備えて、パンク修理キットとタイヤゲージを常備しておいた方が安全です。

その他注意点

林道の中には個人所有の山野も多いので、バイクで勝手に侵入できないケースもあります。
バイクで通過しても大丈夫かを、念のため林業組合などで確認をしておいた方が無難です。
ツーリングキャンプなら、モーターキャンプを許可しているところも多いので、林道ツーリングに最適です。

林道から山の中へ踏み入れると方向感覚が失われることも多く、遭難の危険が高まります。
地図で下調べをしておくのはもちろん、なるべくソロは控えてグループで行動した方が無難です。