1. ライダー専用の時計をつくるKENTEX

ライダー専用の時計をつくるKENTEX

KENTEXとはどんなメーカーなのか

KENTEXは日本の時計メーカーですが、特にこだわりの時計を作ることで知られています。
創業してから今前、ストイックなまでの実用性の追求を開発ポリシーとして、ここまで成長してきたメーカーです。
幅広い人が求める時計ではなく、プロが利用したいと思う特定の領域に固定した実用性の高い時計を造り通づけてきました。

プロダイバーに向けて作ったISOに準拠した時計は、200m潜水防水が可能な時計です。
JSDFモデルは防衛相共済組合契約商品で、自衛隊が利用しました。
航空救難団専用モデルは救難レスキューの方々が利用する時計、このように何かに特化した特殊な時計を作り続けているメーカーがKENTEXです。

二輪用の時計?なぜ必要なのか

自衛隊やプロダイバーなど、特殊な状況で利用する時計を作ってきたKENTEXが作った二輪専用のウォッチですが、なぜライダー専用の時計を作ったのでしょう。
実は特殊な仕事などしている人がつける時計は、メカニックでかっこいいと、バイク愛好家からも一部愛されてきました。

KENTEXの時計を付けてくれるライダーがいることで、ライダーの方々にきいてみるとバクに乗るとき時計を付けない人が多いということが分かったのです。
そこで、バイクに乗るときに着けて快適な時計を作るということに踏み出したといいます。

バイクに乗る人たちが時計を付けないのは、バイクの振動で時計が遅れること、手首にリューズ部分があたり、バイク操作に支障をきたすことなどがあげられました。
つまりバイクに乗るときに時計が邪魔になるから付けないのです。
そこで、バイクに乗っても邪魔にならずバイクの一部になったような時計を作ろうと考えたといいます。

ライダー専用の時計「MOTO-R」とは

ライダー専用の時計として誕生したのがMOTO-Rです。
構想してから2年という歳月、また開発を始めてから1年以上もかかりデザインができたという二輪ライダーモデルの時計は、「MOTO-R」という名称になりました。
MOTOはバイクを意味する言葉、これに時計の原動力となるMOTORという言葉を付けてこの名がついたのです。

ラバーベルトデザインはバイクのレーシングスーツのボディパッドからヒントを得て、ラバーと革が一体成型されたものとなっています。
実用性の高いベルトでもデザイン的にバイクらしさがあるデザインです。

リューズやプッシャーなどが邪魔にならないように全て9時位置につけられています。
盤面は細かいカーボンパータンで視認性が高められ、透明度が高く傷がつかないサファイヤガラスの盤面に無反射コーティングが施されました。

ライダージャケットの上から装着できるようにバリスティックナイロン製のベルクロベルトも設計され、交換は6角レンチで簡単にできるようになっています。
カラーバリエーションは黒や青といった一般的な色使いではなく、二輪用の時計という個性を出すために、レッド、グリーン、ブルーと3種のカラーから自分のバイクにあったものを選べるという魅力ある時計です。