1. 厄介なサビは早めに対処しよう

厄介なサビは早めに対処しよう

サビが出る原因とは?

バイクのパーツには、金属素材の鉄が使われています。
この鉄素材は水や酸素に触れることで酸化するという性質があり、空気中に含まれている酸素、また雨や雪などによって酸化が進んでしまいます。
特に日本は湿度が高い国なので鉄素材の酸化は起こりやすく、その結果サビのトラブルが起こりやすいのです。

バイクのサビが発生するのは、鉄素材のパーツだけではありません。
マフラーに使われているステンレス素材は鉄と比較するとさびにくいという性質がありますが、それでも煤や泥が付着することによってサビやすくなってしまいます。
特に、メンテナンスをあまりせずにバイクを汚れた状態で放置してしまうとサビは起こりやすくなりますし、進行が早まってしまうでしょう。

サビの原因は酸素や水であるため、どんなに大切にバイクに乗っていても遅かれ早かれサビは発生してしまいます。
完全にサビを予防することは難しいですが、普段のお手入れによってサビが起こりづらい状態を維持したり、出現したサビを早期撃退することは可能です。

サビを取る方法

バイクについたサビをとるためには、サビが発生している部位に合わせて適切なサビ取り剤を遣うのがおすすめです。
サビ取り剤にはいくつ科のタイプがあり、サビの進行状況や使い勝手、また素材に合わせて使い分けると良いでしょう。
例えば磨きながらサビを除去するタイプは、鉄やアルミ、銅やステンレス、またマグネシウムなど幅広い金属素材に効果的なザビ取り剤です。
サビが発生している部分に塗布して、磨くことによって取り除ける点が特徴です。

凹凸のあるパーツには、スプレータイプのサビ取り剤が良いでしょう。
サビがついている部分にスプレーし、そこから一定時間放置するだけで、さっとサビを分解除去できるという簡単さが大きな特徴です。
ただし、頑固なサビに対しては放置するだけでは十分に除去できないこともあるため、注意したほうが良いでしょう。
この場合、放置した後に軽くこすったり磨くことで、落ちにくいサビをすっきり除去できます。
ちなみにスプレータイプのサビ除去剤は、バイクだけでなく自転車などにも使われているほか、キッチン用具など細かい部分のサビ取りにも適しています。

付け置きタイプもあります。
より確実に頑固なサビをすっきり落としたい時には、液体タイプを選ぶと良いでしょう。
細かい部分にまで液体が入り込んでサビを撃退してくれる点が大きな魅力です。

ちなみにサビ取り剤を選ぶ際には、サビ止めの効果があるものを選ぶことをおすすめします。
普段のメンテナンスでサビ取りをしながらサビ止めもすることで、サビが発生しづらい金属表面環境を作れるでしょう。