ミラーにヘルメットをかけるのはやめよう
ミラーにヘルメットをかけるとヘルメットの寿命を縮める
バイクに乗り始めると、ついついやりがちなのがミラーにヘルメットをかける行為です。
ミラーは形状的にヘルメットをかけるのにちょうどいいので、なんとなくやってしまう人が多いのですが、これはヘルメットの寿命を縮めてしまうことになりますので絶対にやめたいものです。
ヘルメットというのは、衝撃を吸収するために発泡スチロール製のライナーが内部に装着されています。
頭部を保護するために発泡スチロールという非常に柔らかい素材が使われているのですが、ライナーは指で押しただけでもへこんでしまいます。
ですから、何度もミラーにヘルメットをかけているとライナーが変形してしまい、万が一頭部に衝撃を受けた時に十分に保護してくれることができなくなってしまう可能性があるのです。
さらにミラー部分というのは動きやすい箇所なので、バイクを動かした時にヘルメットが落下するアクシデントも考えられます。
ヘルメットは一度衝撃を受けたら買い換えるべきパーツですから、扱いにはくれぐれも気をつけたいものです。
また、「5分だけだから大丈夫」と油断してヘルメットをミラーにかけ、バイクから離れるとヘルメットが盗難に遭う可能性もあります。
ヘルメットはバイクの重要な備品の一つとしっかり認識し大切に扱うことが、快適なバイク走行をするための大きなポイントです。
ヘルメットホルダーを活用するのがおすすめ
バイクはモデルによってはヘルメットを格納する場所がありますが、座席下部などにヘルメットが入らない場合にはヘルメットホルダーを活用しましょう。
「ヘルメットロック」とも呼ばれるヘルメットホルダーには、大きく分けて二つのタイプもあります。
一つ目はバイクに錠を固定して使用するタイプ、二つ目は固定しないで使用するタイプです。
固定するタイプは、ボルトなどでバイク本体に錠を取り付けます。
風などでヘルメットが動くこともないので、安定感があるのが固定タイプの特徴です。
取り付ける場所はタンデムステップが一般的ですが、パイプ部分に設置するモデルも市販されています。
乗っているバイクに固定するタイプの錠が合わない場合には、カラビナやワイヤー状の錠を使用します。
固定タイプと比べると、こちらの方がお値段的にはリーズナブルだというメリットがあります。
また、バイクを何台か持っている場合にはこのタイプの方が使い回しができます。
ヘルメットホルダーはあご紐のDカンに通して使うものがほとんどですが、たまにヘルメットホルダーがDカンに入らない製品もありますので、確認した上で購入するようにしたいものです。
価格は1,000円前後で購入できます。