1. 立ちゴケしないために気をつけたいこと

立ちゴケしないために気をつけたいこと

靴ひもやズボンのすそは要注意

バイクは自動車と違って二輪のため、どうしても転倒しやすいというデメリットがあることは確かです。
走行中の転倒はもちろんですが、バイクの運転に慣れている人でも意外と起こりやすいアクシデントが立ちゴケです。
走行している最中は十分に気を配っていても、バイクから降りている時は油断している人が多く、立ちゴケしてしまいがちです。

バイクの初心者はもちろんのこと、けっこう上級のライダーでも立ちゴケすることがあるので、念には念を入れて予防することをおすすめします。
立ちゴケをしてしまうと、大切なバイクに傷がついてしまうこともしばしばで、修理費や補修費もばかになりません。

立ちゴケの中で意外と多いのが、靴ひもがステップに引っかかってしまうというケースです。
ライディングシューズの中にはひも付きのものがありますが、バイクから降りるときにひもがステップにひっかかってしまって足をうまく着地することができず、そのまま立ちゴケしてしまうことがあるのです。

このパターンでは、バイクが倒れるのと同時に自分の上にのしかかってきて怪我をする可能性も大ですから、十分に気を付けなければなりません。
バイクに乗る時は靴ひものないデザインのライディングシューズを選べば、こういったタイプの立ちゴケアクシデントを避けることができます。

もう一つ、ズボンの裾がステップにひかかってしまうのも立ちゴケしてしまう原因の一つです。
ズボンの裾はきちんとブーツインしておくか、幅が狭いフィットしたデザインのものを選べば立ちゴケを未然に防ぐことができます。
ズボンの長さも大切な要素なので、ステップに引っかかりにくいデザインのズボンを選ぶようにしたいものです。

道路の状況を把握することも大切

ライディングシューズやズボンなどに気を配って立ちゴケがしにくい服装を整えても、道路の状況によって立ちゴケしてしまうことがあります。
停車して足をついた場所に落ち葉などが溜まっていると、どうしても滑りやすく、立ちゴケしやすくなってしまいます。
特に落ち葉が濡れた状態だとかなり滑るので、足元をよく見てから足を地につけることが大切でしょう。

道路がでこぼこになっているところも立ちゴケしやすいので、あらかじめ道路の状態を把握した上で停車することも重要なポイントです。
足を下ろす所には問題がなくても、バイクの車輪が道路の陥没したところにはまってしまうとコントロールを失いやすくなります。
昼間は道路の凸凹を確認しやすいのですが、夜間走行することが多い人は、道路の状態がよく見えないことがあり、危険です。
また、砂利も足を滑らせる大きな要因の一つなので注意が必要です。