1. 後方にも気を配ろう!バイクミラーを使った安全な運転方法

後方にも気を配ろう!バイクミラーを使った安全な運転方法

バイクミラーの役割

バイクにバックミラーが正式に装着されたのは、意外と遅くて平成19年度以降なのですが、これ以降製造された車両には、バックミラーに関する安全基準が明確に制定されています。
丸形ミラーは直径150mm中心円は94mm、それ以外は120mmX200mmの四角内に直径78mmの円が内包され、面積は69㎡以上と、ここまで細かい設定です。
それだけバックミラーが果たす安全確保が急務だったからに他なりません。

自動車の場合もそうであるようにバックミラーの役割は後方安全を確保する事にあります。
特に高速道路を走行する時は場合によっては大型トラックに挟まれる事もありますし、前後の車との車間距離を適度に持たないと、衝突事故をおこしかねません。

自動車よりも軽いバイクは軽くとばされてしまいます。
特に要注意は渋滞時と雨の日で、いずれも追突やスリップで多くの命が奪われているのです。

万が一大型トラックの前をたまたま走行する事態になった時は、前方が見えにくいトラックとの追突事故を防ぐために、バックミラーによる確認が重要になってきます。
それ以外でも急に車線変更する時や交差点での左右折する時にも、後方から走ってくる車がないかどうかの確認を怠れば、事故につながりますからミラーが果たす役割はとても大きいのです。

ミラーは調節自在である事も重要

平成19年度に施行された安全基準では方向調節自在であるべき事も明記されています。
実際車両のすぐそばを人間が通行時に、うっかりミラーに接触してミラーの向きが変わってしまったという事も、多々あるはずです。

安全に後方確認できるためにはミラーの向きは大変重要になります。
仮に歩行時に衝撃を受けても衝撃の大きさを緩和できる事と、ひび割れやくすみがなくきちんと鏡としての役割を通常通り行える事が重要です。

自分好みのカスタムミラーをつけるにしても、最低限度の安全基準内のものにしなければ、装着は許可されません。
ミラーが見せてくれるのは鏡に映る範囲のものだけですから、ミラーだけを鵜呑みにするのはとても危険なのです。
あくまでも目視をカバーするためのアイテムなので過信する事なく左右確認も重要になってきます。

さすがに左右に並んで走行している人や車は映し出してくれていないのです。
俗にいう前方6割・後方4割は大原則ですがあわてず余裕を持っての安全確認が重要となります。

平成18年度以前のバイクは要注意

自動車でも改造車に乗って楽しむ人は多いのですが、バックミラーも同様です。
平成18年度末日までに製造されたバイクには、まだ安全基準によるミラーの条件ななかったので、安全基準に沿っていないか、バックミラーそのものがない車両もあります。

自分の目視で安全確認をしなければなりません。
自転車にもバックミラーがついていないものが多いのですが、近い将来バックミラーがつくかもしれません。